※2024年9月5日にアバターのファイルフォーマット「VRM1.0」へ対応しました。
不具合情報はアバターで発生している不具合についてにて掲載しておりますので、そちらも合わせてご確認ください。
clusterではVRM 0.x、1.0規格に沿って制作されたアバターをアップロードして利用できます。
アップロードに必須のボーンや使用できるシェーダーなどは下記を参照してください。
なお、VRMのバージョン(VRM 0.x、1.0)によって異なる制限・仕様があるのでご注意ください。
ボーン
Humanoidとして割り当てられた以下の必須ボーンが欠けている場合アップロードできません。
■VRM 0.x
- hips
- spine
- chest
- neck
- head
- leftUpperArm
- leftLowerArm
- leftHand
- rightUpperArm
- rightLowerArm
- rightHand
- leftUpperLeg
- leftLowerLeg
- leftFoot
- rightUpperLeg
- rightLowerLeg
- rightFoot
■VRM 1.0
- hips
- spine
- head
- leftUpperArm
- leftLowerArm
- leftHand
- rightUpperArm
- rightLowerArm
- rightHand
- leftUpperLeg
- leftLowerLeg
- leftFoot
- rightUpperLeg
- rightLowerLeg
- rightFoot
マテリアル(シェーダー)
マテリアルで使用可能なシェーダー(acceptedShaderNames)は以下の通りです。
■VRM 0.x
- Standard
- VRM/MToon
- UniGLTF/UniUnlit
※Standard系シェーダーはcluster上ではUniUnlitに変換されて表示されます。
■VRM 1.0
- VRM10/MToon10
- UniGLTF/UniUnlit
- Standard
※Standard系シェーダーはcluster上ではUniUnlitに変換されて表示されます。
その他制限
■VRM 0.x
常識的な利用範囲を促す内部制限はあります(内部制限は変更の可能性があります)が、基本的には制限を気にすることなくアバターのアップロードを行うことができます。
UniVRM v0.47以前で作成したVRMファイルはglTFの規格に沿っていない場合があるためサポートしていません。そういったVRMファイルをお持ちの場合はv0.48以降のバージョンで再エクスポートしてください。
(clusterでの推奨バージョンはUniVRM v0.61.1です。これより古いバージョンや新しいバージョンでエクスポートした場合、あるいはUniVRM以外で出力したVRMファイルは正常に動作しないことがあります)
■VRM 1.0
制限項目 | 上限 |
VRMのファイルサイズの上限 | 100MB |
ノード数 | 1,000 |
スプリングボーン数 | 200 |
スプリングボーンコライダー数 | 500 |
サブメッシュ数 | 25 |
全メッシュのポリゴン数の合計 | 72,000 |
マテリアル数 | 25 |
単体テクスチャの縦 or 横のサイズ | 8,192 |
テクスチャの合計ピクセル数 |
上限なし |
コンストレイントの数 | 50 |
※補足
・ノード数:Unityにおける「GameObject」の数のこと
・スプリングボーンの数:UniVRMの「VRM10SpringBoneJoint」の数のこと
・スプリングボーンコライダーの数:UniVRMの「VRM10SpringBoneCollider」の数のこと
・テクスチャの合計ピクセル数:合計12,582,912を超える場合、テクスチャが12,582,912以下に圧縮されます。
・テクスチャの画像形式:PNG, JPEG
※上記制限はアップデート等により変更となる可能性があります。
テクスチャ
■VRM 0.x、1.0共通
テクスチャの画像形式(imageMimeType) | PNG, JPEG |
※テクスチャ名を_cluster_user_iconにすると、cluster上ではユーザーのアイコン画像に差し替わります。(サイズ削減のため、VRM作成時のダミーのテクスチャは32*32 pxなど小さめにしておくことを推奨します)
■VRM 1.0
・テクスチャの合計サイズ
clusterで使用するVRM1.0アバター1体ごとに使用できるテクスチャの合計サイズに上限はありません。
ただし、テクスチャの合計ピクセル数が12,582,912を超えると各テクスチャに圧縮が発生します。
例えば、VRM内に以下のテクスチャがあったとします。
512*512のテクスチャが3枚
1,024*1,024のテクスチャが2枚
2,048*2,048のテクスチャが1枚
このVRMに含まれるテクスチャの合計ピクセル数の計算は以下となります。
(512*512 * 3) + (1,024*1,024 * 2) + (2,048*2,048 * 1) = 7,077,888
7,077,888は12,582,912を下回っているため、各テクスチャは圧縮されません。
参考:Unity上でのRigのインポート設定
アップロード時の制限項目ではありませんが、アバターを正しくアニメーションさせるためには以下の要件に沿っている必要があります。
- MecanimのAnimation TypeがHumanoidになっていること
- アバターの正面がZ+を向いていること
- アバターのボーンが正常にTポーズをとっていること
Humanoidについての詳細はUnity - マニュアル: アバターの設定で確認できます。
インポートに問題が起きている状態
正しくインポートされている状態